オリジナルミキシングアンプ!! 完全にオリジナルのミキシングアンプを作る事にした。というのも、最近バイク用にカーナビを 買ったんだけれどもカーナビとipodをつなげてナビが喋ってる時にはipodを自動でミュートにして ナビの音声を聞きやすくするようなバイク界で言えばタンデムアンプ、音楽業界で言えばミキシングアンプ のような物の必要性に駆られた。 で、そのタンデムアンプというのは当に私の欲しい機能があるのだけれども2万近くする上に音質が 最悪という事を聞いた。まぁ、本来は無線とか携帯とかその程度のものを繋げるものだからそんなもんだが。 だから、自分で設計して作る事にした。 今回作るの物の機能は例えばipodとナビを接続したらナビが喋る時はipodのボリュームを任意の 値(バイク使用時はipod<ナビの音量)に設定でき、イヤホンに出力するというもの。更に音質は ヘッドホンアンプとしても使える位の音質を再現したい。また、それぞれの入力チャンネルの音量を 自由に調整できるので必然的にミキシングアンプとしても使えるというものだ! 早速、設計に入る。いろいろ考えを巡らせたけど音声検出用にNJM2072というICがあった。 音声検出用にパッケージングされたICで音声信号が入力されたらout1,2からトリガーを出して くれる上にトリガーパルスの遅延時間まで設定できるからとても便利! 次にスイッチング部は74HC4066を使う。単なるアナログスイッチングICである。 NJM2072からのトリガーパルスによってスイッチングをする。 アンプ部は、今のところOPA2604のデータシートに書いてあった回路をまずは 採用してみて音はどんな感じか試してみたい。 電源はチャージポンプによって負圧を得るものではなくオペアンプを使用した。というのも チャージポンプを使うと電池の電圧が下がってきた時にオフセット電圧がヘッドホンに流れ込んできそうなので 無難にオペアンプを使用した。 さて、まずは電源部の回路図とアートワークが仕上がったので早速アップしておく。 07年10月16日 ------------------------------------- さて、今日は部品が届いたのでとりあえず検波用のNJM2072の動作確認をしてみた。 ブレッドボードに回路を組んで実験開始。 写真1:ナビからの音声信号が入った時はOUT1はちゃんとオフになりました。 写真2:ナビからの音声信号が入らない時はオンになり2072に印加してる電圧2.6VがOUT1から出ています。 そして、ナビからの信号が途絶えたらちゃんと約2秒送れてオンになる事も確認できました。遅延時間は 一旦、回路が完成してから何秒が最適か試してみます。さて、少し問題が発生したのですが写真2のようにゴリラの 音量が2の時が音声を検出できる最低ラインでした。私の設計思想としては入力音声はできるだけ小さくしてこのミキシング アンプで増幅してやると音質的に有利になるのではないか?と思ったのでナビ入力チャンネルは音質は少しスポイルされる 事になるではないでしょうか?とりあえず組んでみてipod入力チャンネルと音質差が露骨にでる かは組んでみないと分かりませんが。 そして、電源基板も試作でささっと映画でも見ながら作りました。手持ちにはオーディオ用のええコンデンサしか 無かったので勿体無いなぁと思いながら組み上げました。見た目もなんかええ音がしそうな感じになったぞ! テスターで電圧を確認してちゃんと正負の電圧が得られているか確認したけど大丈夫だった。↓写真 写真の真ん中にあるのがオペアンプですが電源部分もここのオペアンプを他の種類のものに交換したりすると 音質に変化がある事も結構ありますよ。 07年10月19日 --------------------------------------- 2ページ目に進む 3ページ目に進む 4ページ目に進む index.html へ戻る |