ミキシングアンプ2ページ目


さて、今日は昨日の電源部分に加えて、信号検出パート、スイッチング切り替えパート、アンプ部を作ってみた。
信号検出部、スイッチング部は仮組みで動作検証はまだしてない。

まず、暫定回路図を最初にアップしておく。これはあくまで暫定でこのまま組んでも恐らく何か問題が生じると思う。
回路図
拡大図

回路図のアンプ部分はOPA2604のデータシートに載っていた回路図をそのまま書いてみた。まぁこのままで使えるわけは
ないけど回路図のままアンプ部をテストしてみた。
アンプのテスト


ヘッドホンを繋げる前に一応、出力ジャックの電圧を測ってみた・・・げっ、−3V・・・このまま使ってたら
ヘッドホンが壊れてたなと思いつつカップリングコンデンサを入れた(笑 やっぱカップルコンいるんや^^;
そして、ヘッドホンを繋いで聞いてみたけど高音がシャリシャリ鳴ってるだけでとても酷い音だった。

さて、ここでちょっと考察してみる。出力に-3Vかかってるのは明らかにおかしい!そこで、入力に100kの抵抗を
パラで入れてみた。その後、電圧を測ってみたら出力は-数mV程度になっていたのでヘッドホンを保護する目的で
入れていた出力のカップルコンを外してみた。そしたら、ちゃんと聞けるような音が出た!ちょっと感動。

ついでに、また出力のカップルコンを入れて音を出したらあら?さっきのシャリシャリした音になった。
そこで、「なるほど、Cの影響で1/jωCにより低い周波数がカットされていたから高音シャリシャリの音に
なったのか」
と思った。しかし、入力に100kパラで入れたら出力に-3Vでなくなったかはまだ調べ中…

とりあえず、音はまともに出たのでしばらく音楽を聴いてみたけど…確かにたったこれだけの回路でこんなまともな
音が鳴らせるならヘッドホンアンプを作るのに、はまるのも分かるなーと思った。


さて、アンプ部のテストが終わった後にそのまま信号検出部分と信号切り替え部分を一気に組み上げ
アンプ部分と接続してとりあえず完成!
信号検出部、アンプ部

早速、ipodとナビを繋げてテストをしてみた。ipodからの音はちゃんと常時出てる。そしてナビからの信号が入った時には
ちゃんとipodの音はミュートされたがナビの音声が出力されない…。ここでデバック開始。

まず、アンプ部分の配線間違いがないか確認した。配線ミスはないから今度はナビの入力部分からプローブをあてて
信号をトレースしていってどこで音声が途切れるか確認していった。プローブを進めていくと所々音が出なくなる所が
あったのでその部分をこすってみたら音が出た。そうしながら最終出力段まで見ていったら音がちゃんと出るように
なった。単なる接触不良か隣接するランドに接触していたためだろう。
どうせ、試作だしと思って適当に半田付けをしていたのでそれが仇になったのかも。

さてさて、残りの作業は最初に書いた機能で「ナビから入力があったらipodを任意の音量にして〜」
部分の機能を与える回路を組まないといけないけどとりあえず今の状態で箱につめてみてみた。↓の写真
ミキシングアンプ完成

箱のサイズにぴったり収まってしかも手のひらサイズという絶妙な大きさ!☆何も考えずに適当に組んだけどちょうどいい
大きさになったから良かった。なんかこの組みあがったモノを見て苦労が報われたような気がする(笑
回路図は一見簡単そうに見えるけどいざ蛇の目で組み立てるとなるとかなり大変だったし^^;

まぁこれでほとんど完成だけど残りはミキシングアンプとして使うためにもう一つ増幅部を組まなければならない><
まぁ後はこれだけだと思うと楽チン。
07年10月23日



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