1W チューブアンプを作ろう!


tiroleはよく海外サイトからエフェクターアンプの資料を集めています。海外サイトの
掲示板にもしょっちゅう書き込みをして情報集めです(笑
よくリンクで張られているようなサイト以外にももっといい海外サイトは沢山あります。
海外の部品、キャビネット通販のサイトもweaberとかより安い所は探せばかなり
ありますが、日本のサイトには有名所しかリンクは張られていません。

さて、それで今回はネットサーフィン中にとても興味深い回路図を見つけたので
Hotboxを作り変えて 1W チューブアンプに作り変えてみた。

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作るアンプの仕様
出力1W(出力インピーダンスは8Ω固定)
つまみは、Master , Volube , Tone の3つ
ギターの入力は High Lowの2つ Lowに入れるとクリーン
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元ネタはこれです。↓※海外サイトに飛びます。
http://www.sonicdeli.com/ThunderTweakWeb/heavywatter.htm
上のサイトの一番下にサンプル音源があるので興味のある方は聞いてみてください。
私が作ったのと概ね同じ様な雰囲気の音は出ています。

直リンですが実態配線図はここ↓
http://www.sonicdeli.com/ThunderTweakWeb/images/HEAVYwatter_boardV351.pdf

PTはハモンドの269を使っていますが日本では入手しずらいのでサトー電気のPTか
ノグチトランスのPMC-55FかPMC-35Eを使えばいいです。PMC-35Eの場合だとプレート
抵抗を少し変えないといけないです。(オリジナルのを作りたいのなら)

サトー電気の1〜2球用PTを使う場合はインジケーターランプはつけないで下さい!
トランスから煙が上がり発火する恐れがあります。


OTはFenderリバーブOTを使います。Garrettaudioで1,500円位のリバーブタンク用
OTってやつです。

部品を揃える時に困りそうなものだけ上げてみました。R、Cについては実態配線図を
見ながら揃えてくださいね。


・製作にとりかかる
まず、実態配線図しか残ってねぇよとHeavyWatterの作者が言っているので
回路図を起こしました。あと、ライン出力が取れるようにLineOUT端子を増設しました。
私が起こした回路図こちら
「間違いがあるかもしれない」というのを念頭に置いて参照したい人は参照してください。
Line out 端子とSPK out 端子周辺の配線図は以下の通り。
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SPK out 端子はスイッチ付きのモノラルジャックを使ってジャックが刺さってない
時は8Ωのセメント抵抗10Wで受けています。また、図ではLine out用に
出力電圧を落とす抵抗は480kを使っていますがこれだとHot in接続だとまぁだいたい
マスター9時くらいまでしか上げられません。なので、計算して求めてみましょう!

下図は出力部分を切り出した回路図です。伝送回路みたいですね(笑)さて、軽く説明します。

まず、SPを接続しない状態ではアンプの出力は8Ωのセメント抵抗で受けるので
8Ωがシャントに入っています。シリーズに入っている480kの抵抗はLine outとして
使えるように電圧を落とすための抵抗です。そして最後の500kはアンプの入力インピーダンス
です。HotWatterからアンプに直接刺す場合を想定して計算します。

まずは、マスター最大の時にスピーカーにかかる電圧を求めます。
電力の式

これに既知のパラメータ

を代入します。Rはスピーカーのインピーダンスです。

となり、オームの法則


これで、V1が求まり下準備ができました。
4端子回路網の基本行列は簡単に求まるのですぐ解けるでしょう・・・
なーんって冗談は置いといて、手っ取り早く、上の回路図を回路シミュレータ
描いて求まった電圧V1を入れて解析してみてください。


定番のペッパー
07/07/01 次回は解析結果から
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